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2007年3月 4日 (日)

「武士道」って何?

新渡戸稲造著の「武士道」(英文)を翻訳した本が何故かコンビニにありまして。
その名も「図解 武士道がよくわかる本」(PHP研究所)

武士道という言葉は昔からよく耳にするものの、華道、茶道、書道のように武士道という教えは聞いた事がないし、もちろんそんなカルチャースクールも存在しません。
「武士は食わねど高楊枝」「武士の情け」なんていう教え?は聞いたことがあっても、「武士道」と聞くと、果たしてなんぞや?と思っちゃいません?

で、ふと、コンビニにそんな本があったものだから、バカな自分にも「武士道」をさぞわかりやすく理解させてくれるのだろうと、暇な休日出勤の時間つぶしにと、興味をそそられて買ってしまいました。

新渡戸稲造が海外向けに英文で発表した「武士道」という本を翻訳したものだったのですが、
要約すると、武士道とは武士道という明確な教典があるわけでなく、長い歴史の中で武士階級の社会で培われてきた道徳的価値観や社会通念であって、それが庶民社会にも浸透し今日の日本国民の道徳観、価値観のベースになっている。
というものでした。

正直なところ、自分にはどうもピンとこなかったし、「武士道」の解説をしてくれてはいるものの、期待したような納得できる解説ではありませんでした。

「武士道」とは「そういうものなんだ」「ふ~ん」と、他人事に思えてしまい、共感する部分はあるものの日本人の道徳観が全て武士道に由来しているとは思えないし、
時代劇や小説を子供の頃から見聞きしてきた自分にとっても共感できない、というか理解できない武士の教えも多々ありました。

また、この本に記されているいくつかの武士道の教えやエピソードは、筆者自身が欧米のそれを引き合いに出して記しているとおり、欧米諸国のそれに通じる普遍的な道徳観や価値観でもあり、日本人が特異な民族でない事を伝えてくれていますが、
それはわざわざ「武士道」を引き合いに出して云う必要もなく、単に国民性として伝えてもよかったのではないかと感じました。

日本が近代化して諸外国との関わりが強まっていく社会にあって、欧米人向けに日本人の道徳観を紹介する目的でたまたま「武士道」というキーワードを使って記された書なのでしょうが、
日本人の生活の欧米化が進み、2つの世界大戦があり、高度経済成長があり、日本人の価値観も大きく変わった現代社会で育ってきた自分には伝わりにくい内容だったのかもしれません。

結局、武士道がよくわかりませんでした^^;

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